リフォーム業の勉強会組織、Jackグループ(岐阜県高山市)は、1月22日、名古屋でJackグループ新年賀詞交歓会を開催。会の中の講演会で蜘手健介代表理事は、人材不足が進む時代の中で重要な要素として「本業とは何か」というキーワードを語った。
現在、労働集約型ビジネスであるリフォーム業は、人材不足という問題により成長鈍化、工期遅れといったさまざまな問題が発生している。そうした中、蜘手代表は「本業に集中しないといけない」と指摘。大手企業においても、例えばノーリツが住設システム分野から撤退するなどの動きが出ている。
蜘手代表が経営する岐阜のロビンという会社も、新築や設計事務所登録といった歩みを進めたが、現在はリフォーム業に特化した。
また、新築を建てた工務店にリフォームを頼まない現状の裏には、不満があると指摘。建てた家はよかったが、クレーム対応が遅かった、熱心だった担当が契約後に熱意が冷めたなどから、顧客が「リフォームは建てた会社に頼まない」という心理状態にあると推測する。結果として、とにかくお客さんに喜んでもらうことの追求が自分たちの利益にもつながる、顧客の心に響く仕事をしようと話した。
同会では、他にも営業マンの獲得粗利コンテストなども開催し、全国から145人が集まった。

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