「全国発明表彰」でアイジー工業が受賞、TOTOも7回目の受賞

アイジー工業（山形県東根市）が、公益社団法人発明協会（東京都港区）が主催する令和2年度全国発明表彰において、「日本弁理士会会長賞」を受賞した。

金属屋根材ガルテクトシリーズ 施工例

本表彰は大正8年（1919年）に始まり、今年101年目を迎えた歴史ある賞で、日本の科学技術の向上と産業の発展に寄与することを目的としている。進歩性のある優れた科学技術で、顕著な実施効果を挙げているものを対象とした第1区分と、中小・ベンチャー企業や大学・研究機関等を対象とする第2区分の2種類がある。第1区分では最高位の恩賜発明賞、次いで内閣総理大臣賞、さらに文部科学大臣賞、経済産業大臣賞等が続く。

今回は、第1区分で金属屋根材「ガルテクト」のシリーズが「軽量で断熱性・防水性の高い金属横葺屋根材の発明」として「日本弁理士会長賞」を受賞。断熱性、軽量性、施工性、防水性に優れており、災害後の生活再建、復興支援に貢献している点が高く評価された。

また、TOTO（福岡県北九州市）の「ネオレストNX」の意匠が「ハイエンド温水洗浄一体形便器の意匠」として「発明賞」を受賞。同社が"真の一体形"と呼ぶ意匠性と機能性が融合したデザイン、形状が高く評価された。なお、同社が全国発明表彰で受賞するのは今回7度目。「ネオレストNX」はドイツの「iFデザインアワード」や「レッドドット・デザイン賞」、「JIDAデザインミュージアムセレクション」でも受賞している。

TOTO　ネオレストNX01