(写真:外観を新調しつつ、色味は残した)
北陸3県を商圏とし、新築でスウェーデンハウスの輸入住宅を中心に年間70〜80棟を手掛けるクロダハウス(石川県金沢市)は、今期より本格的に性能向上リフォーム事業をスタートした。「北欧リノベーション」と銘打ち、古民家を高気密・高断熱に再生。リノベモデルハウスを拠点に、地域と連携したイベントや体験型見学を通じ、性能リノベの価値を発信している。
イベント開催し、集客に活用
断熱等級6に
同社は、1945年に創業し、主に新築でスウェーデンハウスに代表される輸入住宅を施工、販売してきた。年間完工件数は70〜80棟で、平均単価は約4000万円。会社全体の売上高は約40億円だ。
同社は今期からリフォーム、それも性能向上リフォームに力を入れ始めた。背景には、新築だけでは事業の持続性が難しいという経営判断がある。古道雅士専務取締役は、リフォームを強化するのであれば、自社の強みである「北欧の家づくり」を生かそうと考えた。
「北欧には、世代を超えて高性能な家を長く住み継ぐ文化があります。日本でも空き家問題が顕在化するなかで、性能向上リノベーションにより古民家の性能と価値を上げて、長く住み継ぐ家を作ることが、私たちの使命です」(古道専務)

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