TOTO(福岡県北九州市)は、10月30日、2021年3月期第2四半期(4-9月)決算を発表した。連結売上高は前年同期比13.1%減の2575億4600万円、営業利益は同39.3%減の106億500万円、経常利益は同42.6%減の102億9200万円、純利益は同63.2%減の45億6900万円。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で減収減益となった。
主力の国内の住設事業は、ショールームの臨時閉鎖等により、売上高は同14%減の1877億円、営業利益は同63%減の48億円の減収減益。需要別ではリモデル事業の売上高が同16%減の1261億円、新築の売上高は同10%減の615億円だった。
国内の商品別の売上高では、衛生陶器が同11%減の408億円、ウォシュレットが同1%減の480億円、水栓機器が同15%減の373億円、浴室が同25%減の400億円、キッチン・洗面が同22%減の184億円と、すべて減収となった。
海外住設の売上高は、中国は売上高が同18%減の265億円、営業利益は同6%減の44億円。アジア・オセアニアは、ベトナム等が大きく減った影響で売上高は同11%減の132億円だったが、台湾が堅調に推移したことなどから営業利益は同1%増の23億円。米州は売上高が同5%減の155億円となったが、ウォシュレット需要の急増で営業利益は同47%増の7億円と減収増益。欧州の売上高は同5%減の19億円だった。
なお、今回2021年3月期予想を公表し、連結売上高は同5.6%減の5630億円、営業利益は同15.7%減の310億円、経常利益は同18.3%減の295億円、純利益は同25.8%減の175億円の見通しを示した。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1654号(2025/06/23発行)21面
-
1654号(2025/06/23発行)19面
-
1654号(2025/06/23発行)4,5面
-
1654号(2025/06/23発行)2,3面
-
1654号(2025/06/23発行)1面