東リ(兵庫県伊丹市)は、2021年3月期の中間決算を発表した。連結売上高は前年同期比12.7%減の383億7900万円、営業損失は4億7400万円(前年同期営業利益3億5300万円)、経常損失は1億7700万円(前年同期経常利益5億400万円)だった。
プロダクト事業では医療福祉施設向けを中心に販促強化したビニル床シートが好調、巣籠もり消費の高まりから簡単リフォーム床材等も伸長した。しかしながら工場稼働率低下による製造原価の上昇、物流費の増加等の影響が大きく、同事業の売上高は前年比11.9%減の232億2100万円、セグメント損失は800万円となった。インテリア卸事業では、コントラクト分野における中小規模物件の減少や工事中止の影響が大きく、また、中国市場の販売を担う東璃貿易有限公司の減収も響き、売上高は前年比11.5%減の251億7900万円、セグメント利益は同9.16%減の2300万円となった。
これらの状況を踏まえ、同社は通期連結業績予想を下方修正。5月19 日公表値から売上高は40億円減の850億円、営業利益は9億円減の10億円、経常利益は7億5000万円減の13億円とした。

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