メーカー+工事会社の視点で開発
クサビ式足場の製造・販売から施工、レンタル事業を展開するKRH(岐阜県安八郡)。クサビ式足場の中でもA・B・Cタイプがある中で、現在の主流であるAタイプを初めて製造したのが同社だ。関東支社の坂田史明取締役社長にクサビ式足場の特長や今後の事業展開について聞いた。
クサビ式足場システムの製造・販売、施工、レンタル事業を行う
住宅工事ではほぼ10割採用の手法
クサビ式足場とは支柱についた緊結部に手摺材や筋交などを組んでいく手法。中規模・大規模工事では枠組足場のほうが主流だが、住宅ではクサビ式足場が「ほぼ10割といっていいのでは」と坂田氏。クサビ式のメリットは、部材がすべてわかれているためコンパクトに収納できることだ。部材の種類が多いため、建物の構造にあわせて小回りが効き、狭小地でも施工ができる。また、施工スピードが速く、コストを抑えられることも特長。A~Cタイプでは、緊結部の間の長さが異なり、Aタイプは短く軽い。Aタイプの普及率が高く、シェアの7割ほどを占める。
資材の価格は、足場を架けるのがどのような現場かを聞いた上で、1つ1つの部材を割り出して算出する。おおよそ200平米で80万~120万円ほど。耐用年数は7年だ。

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