どの扉にも付くラインナップを
鍵メーカーの美和ロック(東京都港区)は、スマートロックの普及に注力している。
同社ではさまざまなスマートロックシステムをラインナップ。例えば「PiACK II smart(ピアック ツー スマート)」という商品は、カードとテンキーの2つの認証方式で施解錠できるもの。また、スマートフォン専用アプリを使用することでスマートフォンからの認証も可能だ。
「鍵を持たずに手ぶらで出かけても開けることができます」と開発技術本部商品企画部長の木下琢生氏。
新築だけでなく既存物件へのスマートロックシステム導入にも力を入れていく。木下氏は「あらゆる扉に我々のスマートロックを使っていただけるよう、どの扉にも付けられるようなラインナップをそろえていきたいです」と語る。
今年1月にはIoT関連機器の研究開発を行うフォトシンス(東京都港区)と合弁会社「MIWA Akerun Technologies」を設立。両社の強みを生かしたサービスの開発を予定している。「ロック自身にサービスの付加価値をつけたい」と木下氏。
「ロック本体を取り替えなくてもインターネットを介することでバージョンアップできる、そういう世界観をつくりたいです。玄関という大事な部分なので、メカと同様にセキュリティと耐久性にはこだわっていきたい」

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