日本の技術と欧州のデザインがコラボ
住宅設備機器メーカーのTOTO(福岡県北九州市)は、2013年3月のISH(国際衛生・冷暖房・空調設備・再生可能エネルギー専門見本市)で、ドイツ大手衛生陶器メーカーのビレロイ&ボッホ社と業務提携を結び、新製品ViClean Ultimateを発表した。これはTOTOの温水洗浄便座の技術を採り入れ、ビレロイ&ボッホ社のデザインで販売される。
980年代にTOTOが開発・販売を開始して以来、家庭用温水洗浄便座(ウォシュレット)はトイレの標準仕様として現在国内で7割以上、アジア・アメリカなどの地域でも3400万台以上が普及している。しかし、ヨーロッパではまだ普及率は発展途上にある。
そこでTOTOはヨーロッパでの業務提携のパートナーとして、創立250年以上続く老舗企業で、タイル・食器などの陶器を長年扱ってきたドイツ大手衛生陶器メーカーのビレロイ&ボッホ社を選んだ。
洗浄水量が430mLと他社製品にくらべて少なく、最大で7分の1の節水も可能だ。ドイツ工業規格など法的基準にも適合しており、安全・効率的な製品として消費者の期待を集めそうだ。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1655号(2025/07/07発行)1面
-
1654号(2025/06/23発行)25面
-
1654号(2025/06/23発行)25面
-
1654号(2025/06/23発行)23面
-
1654号(2025/06/23発行)23面