キーワードは「脱LDK」だ。クリナップ(東京都荒川区)はシステムキッチン50年の節目に「未来のキッチン像」を公開した。住宅内で調理をするという従来の用途に縛られず、移動式にして屋外で使う、非常時の役に立つ、といった領域へ踏み込む。同社はこれを「持続的な成長への戦略投資」と題した2030年までの中期経営計画の一環にする。
「脱LDK」を宣言する竹内宏社長
新たなキッチン像は、武蔵野美術大学(東京都小平市)と共同で開発する。例えばダイニングテーブルと一体化させ、キャスターを付けて移動可能な仕様にする。モバイルバッテリーや水をろ過する装置をつけ、電気や水道のない場所でも利用可能にする。このような実証実験を千葉県館山市で行う。

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