あらゆる自然災害から逃れることのできないわれわれは、住まいにどのような備えをすべきだろうか。リフォームといえば大掛かりなものを想像しがちだが、比較的安価ですぐに設置できるものある。
クローズアップ建材 防災リフォームのススメ
地震や台風、豪雨などの自然災害が各地で頻発する日本列島。防災リフォームは、住まいの補修や設備を整えて、それらの被害を抑えることが目的だ。
では、具体的にどのようなものが挙げられるのか。地震による建物の倒壊や豪雨による雨漏りを防ぐには、屋根材を軽量で耐震・防水性能の高い建材に入れ替えるのが有効だ。屋根や外壁リフォームは予算や施工面でも大掛かりにはなるが、家屋を長持ちさせる意味でも欠かせない。
また、大きな施工や費用は伴わないが、火災報知器や取り外し可能で非常時に携帯電灯としても使える足元灯、緊急時に必要なものがすぐ取り出せる備蓄収納などの設備面を整えるのもリフォームの一部になる。
まもなく訪れる9月1日は「防災の日」。ちょうど100年前、1923年の同日に発生した関東大震災にちなんで設定されたが、この時期は台風の発生や接近も多くなる。住まいの防災で備えられることを点検するタイミングにしたい。
- アスファルトシングルの軽さと強靭
- オーヴァン[田島ルーフィング]
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重さは瓦の約4分の1、住宅屋根用化粧スレートの約3分の2と軽量。葺き足を182mmとし既存屋根と合わせることで美しい仕上がりになり、金属屋根に比べて雨音も軽減。釘と専用接着剤(プレセメント加工)を使用し地震や強風に対して強い。加工が容易で工期が短縮できる。

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