TOTO(福岡県北九州市)、大建工業(大阪府大阪市)、YKK AP(東京都千代田区)のTDY3社によるリモデルクラブ店会交流会が8月1日に開催され、各社の社長が一堂に会した。新築の減少、人口減が見込まれる今後、住宅産業がどうなっていくかを、尋ねた。
単品交換から空間改修の時代へ
3社長が語る住宅産業の今後
YKK APの魚津彰 社長、TOTOの清田徳明社長、大建工業の億田正則社長
より快適に、改修需要は増加
TOTO 清田徳明社長
新築の着工件数が減るという流れは、ずっと前からわかっていたこと。だからこそ、私たちはリモデルクラブを作り、BtoBからBtoCの形態にしました。共同ショールームを作り、よりお客様に近づく形に変えました。
私たちがリフォームではなく「リモデル」と呼んでいるのも、現状のものを置き換えるのではなく、生活スタイルそのものを変えるという意味をもたせているからです。設備単体の交換だけでは価値訴求は限界がある。
コロナ前と比べて消費者の在宅時間は長くなり、より快適に過ごしたい、衛生面をよくしたい、というニーズは増えています。
これからは、お客様それぞれのお好みの生活スタイルに対して、空間の調和性、デザイン性のある「十人十家(じゅうにんといえ)」の提案を行うことが、求められます。大事なのは入り口の部分。昨年、(オンラインの)相談コーナーを設けました。(消費者の)リフォームに対するヘジテイト(ためらい)を解消しようと取り組んでいるところです。
十人十家「10テーマ」を提唱
10人いれば、10通りのくらしの想いがあるという、リモデルクラブが提唱する考え方

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1654号(2025/06/23発行)25面
-
1654号(2025/06/23発行)23面
-
1654号(2025/06/23発行)23面
-
1654号(2025/06/23発行)10,11面
-
1654号(2025/06/23発行)8,9面