YKK AP(東京都千代田区・魚津彰社長)は11月、2024年度第2四半期の決算を発表し、営業利益は前年同期比62.6%減の58億円となった。売上高は前年同期比1.1%増の2708億円だった。
魚津彰社長
6割以上の減益となった原因として、同社は資材価格の高騰と販管費の増加を挙げた。「製造コストダウン等で吸収できず、前年同期比62.6%減の58億円となりました」(同社)
一方、海外における販売数増加が売上増を後押しした。今期、北米、中国、台湾、インドネシアといった海外ネットワーク各国における販売数において好調な推移が見られた。
北米においては、ビル建材市場における金利が高止まりしており、不動産市況が悪化。その影響で、住宅建材市場では着工が前年同期を下回ったものの、ビル建材、そして住宅建材の販売は前年同期を上回る結果となった。
ただし、日本国内においては、住宅価格の高騰により新設住宅着工数の減少の影響を受けて、前年同期を下回った。樹脂窓の販売においては伸長を遂げている。
なお、2024年度の年間予想売上高は5654億円、営業利益159億円としている。
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