大熊工業(東京都武蔵野市)は、「リゾートスタイル」の新築事業、リフォーム事業を強化する。
海外の高級ホテルのような内装仕上げが特徴。大熊工業ではインドネシアにオリジナルの建材や家具を製造できる拠点を持っており、開発した商品をリフォーム、新築に利用する。
中でも現地の古船や寺などに使われている木材チークを使った造作家具がユーザーから好評。また、現地で産出した石材「ライムストーン」も加工して、壁や床などに利用する。
新築は、単価が3000万円前後。年間30棟ほどを手掛ける。今期目標は40棟。リフォームでは、高級リゾートホテルのような仕様に仕上げてほしいというフルリノベーションの利用が多く、受注単価は2000万~2500万円が中心。前年度のリフォーム売上高は約1億円。
「旅行に行かなくても、家の中で高級リゾートホテルにいるような家づくりをテーマにしています。本物の材料を使うことにこだわり、現地の雰囲気を感じ取ってほしい」(大熊英樹社長)
同社は元々、土木事業が柱。吉祥寺にインテリアショップも構え、家具販売も行う。
住宅事業は4期目。「カジャデザイン」ブランドで営業を行う。建築部門の売上高は新築、リフォーム合わせて約10億円。

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