アルミ建材大手の三協立山の2013年5月期の決算は、売上高が2717億円で前年同期比0.3%減、経常利益は110億円で同21.8%増と、微減収大幅増益だった。旧三協・立山ホールディングスの前期実績と比較したもので、純利益も2.5倍増の116億円だった。
ただ、2014年5月期は、経常利益が0.1%減の110億円、純利益が18%減の95億円を予想。円安進行に伴う資材高騰が響き、採算が悪化する見込み。一方で、消費増税前の駆け込み需要が追い風となって、主力の建材事業が堅調に推移すると見て、売上高は5%増の2860億円を見込んでおり、今期は増収減益の見通し。
業績は前期、今期を通じほぼ横ばいで、好悪材料が交錯しながら推移している形だ。なお、非建材分野のマテリアル事業は、太陽光発電パネル向け架台「サンステージ」発売が寄与し、売り上げが伸びた。
今後について同社は、中期3ヵ年経営計画を推進し、目標達成に向けた施策・投資の実施、人員面・財務面での効率的な体制の構築を推進するとしている。

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