大建工業(大阪府大阪市)はこのほど、リフォーム用の「リモデル断熱下地パネル」を発売した。
同パネルは既存住宅の内壁の上から直接施工が可能。調湿壁材「さらりあ~と」との併用で約5%の断熱効果が見込める。
「リモデル断熱下地パネル」は木材繊維を板状に整形したインシュレーションボードと合板を合わせて製造したパネル。切断などの加工が容易で、仕上げは壁材の「さらりあ~と」を重ね張りする。そのためクロス張り施工が不要となり、大工仕事のみで工事を行うことが可能だ。
低コストで断熱強化
仕上げに使う「さらりあ~と」は余分な湿気を吸って結露などの発生を抑えるほか、乾燥時には取り込んでいた湿気を放出し、室内湿度を調整する。梅雨時期はジメジメ感をやわらげ、冬はカビ・ダニの発生を抑制する。
施工は外壁に面した内壁だけ行う形を想定しており、内窓の設置時に同パネル工事を同時に行うと、より断熱効果が高まる。窓に次いで熱の出入りが高い外壁と室内の間を低コスト、短期工事で強化することが新商品発売の狙いだ。
サイズは910×1820。厚みは12.5。価格は4枚入りで2万4400円(税別)。2015年度で1億円の販売が目標。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1655号(2025/07/07発行)1面
-
1654号(2025/06/23発行)25面
-
1654号(2025/06/23発行)25面
-
1654号(2025/06/23発行)23面
-
1654号(2025/06/23発行)23面