種類別太陽光電池パネルの発電量データがWEB上で比較できるサービスが開始された。
自然エネルギーによる発電事業を行うグリーン電源(石川県野々市)が始めたもので、「単結晶型」「多結晶型」「CIS薄膜型」の合計2000枚、3種類のパネルの設置面積当たりの発電量が公開されている。
WEB上で確認できるのは、同社が石川県白山市に設けた実験施設のデータ。同社のホームページ上に国内メーカーと海外メーカー、パネル種類別の発電状況が5分ごとに更新されている。
実験施設の発電量を5分ごとに更新
発電量は、当日、当月、年度単位で確認可能。既に公開されている7月、8月のデータによると、設備能力当たりの発電量(発電能力を同じ条件とした際の発電量)は、国内CIS薄膜がトップで、国内多結晶パネル、海外多結晶、海外単結晶と続く。設備能力当たりの発電量では、気温などの外部環境が、パネル別にどのくらい発電能力に影響するかがわかる。
また、設置面積当たりの発電量も公開しており、7月と8月のデータでは上位から海外単結晶、海外多結晶、国内多結晶、国内CIS薄膜の順となった。このデータでは、パネル設置スペースが限られる際、どの種類を利用すると、最も効率よく発電量を稼げるかの比較が可能。より場所を有効利用するための指針となる。

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