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エイム塗料は「遮熱」から「節電」へ、『Sガード』発売

エイム 塗料は「遮熱」から「節電」へ、『Sガード』発売

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 リフォーム関連部材の製造販売を手がけるエイム(埼玉県川口市)は、4月から『節電塗料Sガード』の販売を開始した。

 『Sガード』は一般的な遮熱塗料と同様、高日射反射機能で夏の気温上昇を防ぐとともに、熱反射機能を持つため、冬も室内の熱が外部に流出するのを防ぐ断熱効果が期待できるのが大きな特徴だ。

 これは非常に微細で特殊なセラミックス粒子「アドマファイン」による効果。サイズは0.2~0.6ミクロンで、一般的な遮熱塗料のセラミックス粒子の100分の1程度。

 「既存製品でよく見られる空洞化した『中空バルーン構造』セラミックスで遮熱効果を生むのではなく、中身が詰まった真球率の高い粒子が配列され、これが極めて高い夏の外構での遮熱効果を生むとともに、冬場、室内の暖かい空気が外へ流出するのを防ぎ、熱反射機能を生みます」(鈴木淳一開発部長)。第三者機関による調査では、Sガードを3年利用した住宅で夏季・冬季ともに平均で使用電力が40%減少したという。

 暗色でも高い遮熱効果を保つのも特徴。「Sガードはブラック系のカラーでも日射反射率が50%以上。自治体によっては50%以上を遮熱塗料の補助金要件にしているため、白以外のカラーが使えるのは施主にとっても大きなメリットになるのでは」(鈴木氏)。

 同社ではこれまで耐震補強部材に注力してきたが、本製品を皮切りに今後は住宅全体の性能を向上させるリフォームに向けた製品開発にも力を入れていく予定だという。『Sガード』は初年度目標を200~300棟とし、早期の1000棟達成を目指す。

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