日本気象協会が2013年から取り組む「熱中症ゼロへ」プロジェクトで、このほどLIXIL(東京都千代田区)の2製品が公式の「窓まわり日よけ商品」の認定を受けた。
同プロジェクトは自治体・民間企業が連携し、熱中症の啓発とともに予防に有効な知識・対策を提供することが目的。現在暑さが厳しい熊谷市、四万十市など11の自治体が後援し、日本コカ・コーラ、象印、トリンプなどの企業10社がオフィシャルパートナーになっている。パートナーになると、自社の熱中症対策製品がプロジェクト公認商品として認定される。
今回公認を受けたのはLow-E複層ガラスと外付スクリーンの2つ。Low-E複層ガラスは、高性能断熱窓の「インプラス」「インプラスウッド」「サーモスⅡ」だけでなく、同社のほぼすべての窓製品で選択することができる。外付スクリーンは「スタイルシェード」が認定。夏の室内の熱の70%が窓などの開口部に由来する。高齢者の熱中症患者の約6割が室内で発症しており、室内の温度管理は重要な課題。公認製品の活用で、室内で発症する熱中症患者の増加防止に役立つと見ている。

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