元請け事業の拡大で、来期年商1億円突破を目指す塗装専門工事店がある。アーチテクター誉(東京都江戸川区)だ。同社の前期年商は3000万円だが、今期5000万円と拡大計画を打ち出した。
元請け化は事業拡大と安定化のため。同社売り上げの7割が工務店の下請け事業によるものだった。下請けだけに頼る事業では拡大が見込みにくいことと、経営自体が不安定だからだ。
「下請けでも住宅リフォームに携わってきましたが、元請けの指示する塗装が職人として適切と思えない場合もありました。元請けでは、顧客にとって適切な塗装を提案していきます」(田中洋介副代表)
同社は、昨年12月にホームページを開設。塗装のポータルサイトへの登録などで元請け事業を開始し、現在月1~2件受注している。
「相談自体は月10数件ほどいただいております。ですから、これらの受注率を高めるとともに、今後チラシの配布や工事現場周辺へのPRを行い、認知度を上げていきたいと思います」(田中副代表)

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
WEB限定記事(2025/07/07更新)
-
1655号(2025/07/07発行)24面
-
1655号(2025/07/07発行)9面
-
WEB限定記事(2025/07/03更新)
-
1654号(2025/06/23発行)25面