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YKKAP耐震商品発売、住まいの外側から施工が可能

YKKAP耐震商品発売、住まいの外側から施工が可能

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 YKK AP(東京都千代田区)は、住まいの外側から耐震補強が可能な新商品「FRAME+(フレームプラス)」を10月から首都圏で発売する。同社として、初の耐震関連商品であり、来期の2015年度に1億円の売り上げを目指す。

 「フレームプラス」は今ある窓を生かしたまま、施工ができる耐震補強フレーム。従来の耐震改修工事は、床や天井をはがしての躯体補強や、開口部を小さくして壁にするなど大掛かりな工事が必要だった。一方、同商品は、住宅1階部分の外側からユーザー負担が少なく取り付けができる点が特徴だ。

 アルミ製の水平梁を外壁材の一部を切り抜き、胴差に固定。アルミ梁に連結するアルミ柱を新たに設ける基礎で固定する工法となる。

YKKAP 耐震商品発売

 対象建物は在来軸組工法のモルタル外壁仕上げの戸建て住宅。耐震性能に応じた数のフレーム取り付けを行った上、より耐震強度を高めたい場合は他の工法と併用する。

 「旧耐震の住宅だけではなく、新耐震の住宅も対象にしていきます。窓やエステリアの同時改修提案を進め、耐震だけではなく"楽しさ"も訴求していきたいと考えています」(民岡順朗リフォーム事業部 商品企画部部長)

 商品の取り扱いには設計・施工、それぞれの講習会の受講が必要。価格は90万8000円~(商品代のみ)。色はサッシの色に合わせ5色を用意した。

 YKK APでは、今年4月にリフォーム事業部を立ち上げ、リフォームの強化を進めてきた。その中で、時代に合わせたインパクト、需要がある商品開発に着手。国の政策でも打ち出されている"耐震性向上"のキーワードをもとに、「フレームプラス」を完成させた。

 同商品の販売を機に、新たなサプライヤー、プレイヤーの開拓も行う。窓関連以外の流通・販売ネットワークを構築していく方針だ。

この記事の関連キーワード : YKKAP エステリア サッシ モルタル 改修 施工 東京都千代田区 耐震 補強 講習会

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