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リンナイ、三協立山が大幅増《住設建材大手10社第1Q決算》

リンナイ、三協立山が大幅増 《住設建材大手10社第1Q決算》

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 住設建材大手10社の2014年4~6月期連結決算(三協立山は2014年5月期通期、ノーリツは2014年12月期上期)が出そろった。消費増税後の反動減による影響が本格化、業績に明暗二極分化の傾向が見られる。

住設建材大手10社の連結業績

 LIXIL、TOTOはリフォーム関連が伸びず増収減益(LIXILは大幅減益)、大建工業は減収大幅減益と、いずれもさえない業績。一方リンナイ、三協立山が増収大幅増益、ノーリツが業績上振れ、クリナップが増収増益と好決算。パナソニックエコソリューションズ社、タカラスタンダードも堅調、サンゲツは増収減益だった。

 LIXILグループの2014年4~6月期の連結決算は、全体の売上高が3815億円で9.5%増えたが、経常利益は46億円にとどまり66%減。純利益はわずか1億円で99%減り、大幅減益だった。柱のリフォーム事業の売上高が683億円、前年同期比1.4%増と伸び悩んだ。リフォーム比率は29%となり、30%を割り込んだ。

 TOTOは新築および海外向けの販売が好調で、全体の売上高は1149億円と1%増えた。純利益は29億円で64%減と大幅に落ち込んだ。リモデル(リフォーム)事業は落ち込み、561億円の売上高。前年同期比9%減少した。

 一方、好調組の筆頭は、7月に株価が上場来初めて1万円の大台に乗ったリンナイ。4~6月期の連結決算は営業利益が67億円、伸び率は前年同期比50%を超え、増収大幅増益だった。ノーリツは2014年12月期上期(1~6月期)が増収増益で、上期予想を上方修正し業績上振れ。通期売上高は2200億円を見込む。三協立山も2014年5月期通期の売上高が2952億円と3000億円に迫り、増収大幅増益だった。

 パナソニックの住宅関連事業を担うパナソニックエコソリューションズ社の売上高は3844億円で前年同期比4%の増加。営業利益は162億円で同6%増え、増収増益だった。

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