四国化成工業(香川県丸亀市)は、同社の「けいそう壁」が持つVOC(揮発性有機化合物)吸着除去効果についての研究発表を、国際室内空気環境学会で行った。
同社は、優れた吸着効果で室内の空気を健やかに保ち、かつ環境負荷が少ない「けいそう壁」シリーズなどの内装材の開発と検証に取り組んでいる。

けいそう壁の施工例
今回、調湿性や臭気物質を吸着すると注目の珪藻土、ゼオライト、備長炭などの多孔質素材を利用した内装材の吸着特性について研究結果を発表。
ホルムアルデヒド除去率88%
実空間に近い大チャンバー試験( 22㎡/6畳部屋と同等サイズ)では、ホルムアルデヒドとアンモニアに対する吸着効果を評価。珪藻土が主原料の「けいそう壁」は、ホルムアルデヒド除去率が88.2%、アンモニア除去率が63.8%という結果で、汎用塗料と比較しても高い除去率が確認された。

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