住まい情報のまとめサイトiemo(イエモ)」はリフォーム会社とリフォームを希望するユーザーのマッチングに乗り出す。リフォーム会社は自社の施工事例写真を使い、改修前後をまとめた記事をユーザー向けに発信できる。ユーザーは記事を通じて好みに合う事業者を探すことが可能。同サイトの月間ユニークユーザー数は160万を超え、新たな顧客獲得の場として注目される。サイト運営は今年10月にDeNAグループ入りしたiemo(東京都渋谷区)。
リフォーム会社の新たな集客サイトに
「iemo」はインテリアやリフォーム、生活情報のまとめ記事が読めるウェブサイト。昨年12月にスタート。掲載記事は現在、1万を超える。記事は、運営側の編集担当が作る他、ユーザー自身がインターネット上にある情報をまとめて作る点が特徴だ。
具体的には「もう散らかさない!システムキッチンの上手な収納方法」「こんな家に住みたい!あこがれのカントリーキッチン8選」といった記事が紹介されている。
欲しい情報がコンパクトにまとめられている点が人気を集め、サイト開設後約1年で月間ユニークユーザー数を160万にまで伸ばした。Facebookの「いいね!」数は34万を超える。ユーザー向け住宅関連メディアの中でも、トップクラスの訪問者数を獲得している。
実績が伸びてきたことを受けて今月、リフォーム会社など住宅事業者向けのサービスを本格化。リフォーム会社はアカウントを取得すれば自社の施工事例写真を使ってビフォーアフターのまとめ記事を作成できる。作った記事は自分の会社名でサイト上に公開され、ユーザーに対してPRが可能。ユーザーは記事を読み、自分の好みに
合う事例を持つ事業者とコンタクトがとれる。記事がソーシャルメディアでシェアされれば、公開後数日で数万の読者に読まれるケースもあるという。
村田マリCEOは「リフォーム会社を探す場合、これまでは人の印象や料金で選んでいました。それも大切ですが、iemoでは記事や写真を見て感性、感覚が会う人と出会えるようにしたい」と話す。

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