新築住宅での省エネ基準義務化が始まり、リフォームでも、いかに低コストで実現できるかがポイントになっている。
クローズアップ建材 省エネリフォーム提案術
いよいよ、この4月からすべての新築物件で省エネ基準の適合が義務付けられた。それを受け、既存住宅のリフォームでも省エネ=断熱性能の向上への関心が高まっている。省エネで最初に挙げられるのが遮熱・断熱性能だが、いかに冷暖房の使用量を抑えて最大限の断熱効果が得られるかに注力したい。
屋根や外壁、断熱材の貼り替えなどの大規模なリフォームをせずとも性能向上できるツールは多い。熱交換換気システムやシーリングファン、調光フィルムや樹脂製の内窓を設けるなど、比較的小規模な建材を導入することで、住まう人の体感を大きく変え、光熱費の削減をはじめとした省エネ効果が得られる。
他方で、建材自体のもつ省エネ性能だけでなく、施工に掛かる時間が短い、必要工具が少ないなど、導入に掛かるコストを考慮することも大切なポイントだ。その意味では「最小の投資で最大の効果が得られる」建材をしっかりと検討してほしい。

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