クリナップ(東京都荒川区)は、システムキッチン「クリンレディ」の最新モデルを5月7日より受注開始する。

手前勾配で水路に水と細かなゴミを集めて流す
新モデルは独自に開発した新機能「流(なが)レールシンク」を標準装備する。同機能の特徴は3つ。
まず、業界初の手前勾配構造。従来のシンクは奥にある排水口に向かって傾いているため、シンクに落ちたゴミが手前に流れてくる水の流れとともに、周囲に散乱しやすかった。今回勾配を手前に向けて、水の流れと傾斜を一致させたことにより、効率的にゴミを集めることができるようになった。
2つ目に、通常はシンクの中央にある排水口をゴミの発生しやすい調理面側に寄せた。作業中に出るゴミなどが、水の通り道に落ちるので無駄にゴミが散らばらない。
3つ目は、シンク底面に手前から排水口に向かって伸びる新発想の水路構造である「流レール」。まな板や野菜を洗うといった作業で使用する水でゴミも流せるので、シャワーや指で集める手間が軽減され、節水効果、作業効率が上がる。
カラーはデザイン性の高い木目調のステンレス扉をはじめ、13色の新色が追加された。価格は63万8,000円(税別/I型255cm基本セット)~。
「多くの消費者のニーズに応えられるよう、これまで通り業界標準を目指す」(代表取締役社長井上強一氏)
同社は新クリンレディで、増税反動減の挽回を狙う。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1654号(2025/06/23発行)25面
-
1654号(2025/06/23発行)23面
-
1654号(2025/06/23発行)23面
-
1654号(2025/06/23発行)10,11面
-
1654号(2025/06/23発行)8,9面