水栓メーカーのSANEI(大阪府大阪市)は、2025年度方針説明会を開催、当日は新ブランドの発表も行われた。
同説明会は2部制で行われ、第1部では、今年6月に社外取締役に就任した建築家の永山祐子氏による講演を実施。「建築というきっかけ」と題して、大阪万博のウーマンズ パビリオンなどの設計背景に触れた。
「水をつなぐ」をコンセプトに今後の方針を話す西岡社長
第2部では、創業71年目を迎えた同社の企業活動を振り返った。「水をつなぐ」というコンセプトより、岐阜工場内に同社の歴史を振り返るSANEIギャラリーを開設。同時に、2050年までにCO2排出ゼロを目指し新工場棟開設によりさらなる生産性向上に取り組むと発表した。
さらに、長くいい水栓を使ってもらいたい、上質な生活を提案したいと新ブランドVERSEをお披露目した。同ブランドは、独自の審査基準である品質基準×品位基準をクリアしている製品群であると説明された。
また、会期の最後には製造関連のパートナー企業に対する品質表彰を開催した。
「今年のような猛暑は、水まわりに触れることが増えると思います。その時に、これまでの水まわり空間を水栓でより上質なものにできればと思います。そのため、今後私たちは顧客満足度ナンバーワンを目指して『経年悠美』をモットーに企業努力を続けます。年がたつほど価値が増していくような製品を届けていきます」(代表取締役社長・西岡利明氏)
第2部の方針説明会では品質表彰を開催。大きな拍手が会場を包んだ

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