パナソニック(大阪府門真市)の連結会社であるパナソニックホームエレベーターは、6月より省スペース型の新型ホームエレベーター「1608ジョイモダンS200V」を発売。リフォーム向け販売を3年で倍増させる計画を打ち出した。

畳1畳スペースで設置できる
従来タイプは1350mm×1350mmの4分の3坪を必要としたが、新製品ではこれを1820mm×910mmに狭め、畳1畳分のスペースで設置できるように改良した。
高野忠昭社長は「リフォームでホームエレベーターを設置したいというニーズは極めて大きいが、これまでは上下貫通の設置スペースが取れないなどの理由で諦めざるを得ないケースが多かった。新商品はその問題を大幅に解決することができる」と話す。
同社のホームエレベーター年間販売数は、国内市場全体約5500台の3分の2。大手ハウスメーカーの新築3階建て向けなどが多いが、リフォームの潜在需要が大きいと見て、これまでにもその対応策を強化してきた。
今回の新製品は「押し入れスペースを活用できる」という、より分かりやすい提案で、さらなる市場開拓を狙う。
現在、住宅リフォーム向けは20%の600~700台程度だが、新製品効果で3年後にはその2倍以上を目指す。「リフォーム以外には非住宅も2倍以上、海外向けは3倍以上を目指し、会社全体では現在の年商70億円を100億円に引き上げる。これによって2018年のパナソニック住宅事業の目標である2兆円の一角を担いたい」(高野社長)

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