温水洗浄便座の中でもノズルの掃除は厄介なもの。各社ともに、ノズルに汚れがつきにくく、清潔に保てるよう工夫している。なかでも素材や自動洗浄・除菌、ビデとの区別など、細部へのこだわりが目立つ。
使用時以外はノズルをカバー
使用しない間はノズルを隠すカバー。表面は拭きやすい平らな作りだ
写真提供/LIXIL
2013年度には普及率が76%を超えた温水洗浄便座。洗浄便座に欠かせないノズルの掃除が面倒という苦情は多い。ノズルを清潔に保つための便利な工夫が多く登場している。
まず、ノズルに汚れをつけない便座がある。使用しない間はノズルを収納したり、覆いで隠したりしておくものである。男性の小用がかかるのを防ぎ、凹凸の少ないカバーは清掃性が高い。
ノズルの清潔さと除菌
ステンレスノズルを動かしながら温水を流し、自動で洗浄する
除菌もするので衛生的
写真提供/パナソニック
ノズル本体の素材が新しいものもある。樹脂ではなく、ステンレス製が登場した。ノズルに継ぎ目がないため汚れがつきにくく、拭き掃除も簡単だ。黒カビの発生を抑える効果もある。
使用前後の清潔さを保つためには、ノズルを洗う機能が一般的。水道水で毎回自動的に洗浄するのに加え、使用後には除菌水で洗う便座もある。
除菌水でノズルの内側(左)と外側(右)を洗う機能
使用後と長時間使用しない間に自動洗浄する
写真提供/TOTO

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