住宅業界で、もっと女性が活躍するには何が必要か。今回は2月に行われた、輸入住宅産業協会(東京都豊島区)が開催した、「女性積極登用のリフォーム事例発表会」の模様をリポート。業界で活躍する女性たちが、女性ならではの強みや、求められる職場環境について語った。
テーマ1 女性の強み
豊富な生活経験値生かす
山商リフォーム 河野久美子さん(左)
インテリアコーディネーター 前田久美子さん(右)
住宅ビジネスにおいて、女性の強みは何か。フリーランスのインテリアコーディネーターとして働く前田久美子さんは、「家事や育児など、生活経験値が豊富な女性ほどお客様の家の悩みを解決できる」と述べた。
前田さんは小学校の先生として働いた後、インテリアコーディネーターに転身。これまで25年間で450棟以上の案件を担当した。
「住宅の悩みはお客様によってまったく違う。しなやかな価値観と対応力を持つ女性こそ、住宅業界でもっと活躍すべき」(前田さん)
また山商リフォームサービス(東京都足立区)で設計業務を行う河野久美子さんは、「子育て中のママがお施主様の場合は、同じ悩みを抱える女性スタッフの方が提案しやすい」と話した。
テーマ2 仕事と家庭の両立
営業所全体で子育て支援
積水ハウスリフォーム東日本 宇野恵子店長(左)
スウェーデンハウス 内藤ユウ子さん(右)
出産や産休を控えた社員とその上司が集まる大規模ミーティングや、仕事と育児の両立ガイドを作るなど、グループ全体で女性の活躍を後押しする積水ハウスリフォーム東日本( 東京都新宿区)。神奈川南営業所の宇野恵子店長は、ある女性社員の子供が熱を出してしまった時のエピソードを紹介した。
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