リフォーム産業新聞ではこのほど、全国のリフォーム事業者の業績を調査し、「住宅リフォーム売上ランキングベスト700」としてまとめた。
【数字の見方】
①リフォーム売上高対前年比(%) ②リフォーム年間工事数 ③リフォーム社員数 ④リフォーム営業社員数 ⑤リフォーム拠点数 ⑥OB顧客数 ⑦OBと新規客の割合(リフォーム売上ベース) ⑧OBと新規客の割合(工事件数ベース) ⑨粗利率 ⑩営業利益率 ⑪会社全体売上高 ⑫本社所在地
≪調査概要≫
「住宅リフォーム売上ランキング2017」は各リフォーム事業者へのアンケート、取材、第三者機関による調査データなどをもとに集計した。売り上げの数字は、2016年9月~2017年8月までの間の各社の決算月に応じた数字となる。なお、リフォーム売上高に※印を入れた企業は本紙の推計値による。また、掲載企業はリフォーム売上高が5000万円以上の企業とした。
全国1位だったのは1335億円を売り上げた積水ハウスグループ。2015年度以来の3年連続トップに輝いた。しかしながら今期は1%の減収で振るわなかった。不振の要因は太陽光発電システムの販売で、期初見込みよりも大幅なマイナスだった。
2位は前回と同じで住友不動産グループ。売上高は1200億円。同グループにおけるリフォームの主力事業「新築そっくりさん」の客単価の減少が響き、前年とほぼ横ばいで着地した。
ここ数年順位の変動が少なかったトップ10だが、今回大きく動いたのが3位と4位。前回4位の大和ハウスグループが初の1000億円台を達成するとともにベスト3に食い込んだ。豊富なストックを持つ賃貸住宅のリフォームが好調で6%増収となった。
一方、積水化学工業グループは4位に転落。3年連続死守した1000億円の大台からも落ちた。同社も太陽光発電システムの販売不振が響いた。
5位にはミサワホームグループがランクイン。前回6位から上昇した。主力の戸建てオーナー向けのメンテナンス工事が伸び、減収だった住友林業グループを追い抜いた。一方、追い抜かれた住友林業グループは木造戸建てのリフォームを軸にする1000万円以上の大型リフォームの受注が減少。
7~10位のランクは変動がなかった。7位の旭化成リフォームは「ヘーベルハウス」などのOB営業の強化により1%増収。8位のパナホームグループはPanasonicブランドの効果が期待ほど得られず減収。三井不動産グループも減収に苦しんだ。
トップ10のうち唯一の異業種であるエディオンもまた停滞した。期初計画よりも50億円も下回る結果となり、足踏みが続く。
2)11位~35位企業一覧
ナカヤマ13%減、OKUTAは16%増
LIXIL、トヨタホーム、エイブル、日本ハウスが増収
この記事の関連キーワード : OB エディオン ストック パナホーム ミサワホーム メンテナンス 住宅リフォーム売上ランキング 売り上げ 売上ランキング 大和ハウス 太陽光 旭化成リフォーム 積水ハウス 積水化学工業

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1659号(2025/08/04発行)4面
-
1659号(2025/08/04発行)1面
-
1658号(2025/07/28発行)25面
-
1658号(2025/07/28発行)23面
-
1658号(2025/07/28発行)7面