ビッグアイ、9000世帯の「超効率経営」

・ビッグアイが営業2人で2億4000万を売り上げる会社に成長
・徹底した分業制と商圏絞りにより効率的な営業を実現
・時間をかけたプランの提案で、高い平均単価やシェア率を獲得

営業2人で年商2億4000万円

　営業がたった2人で、2億4000万円売り上げる会社が千葉県習志野市にある。ビッグアイだ。今、同社独自のビジネスモデルが、業界団体から表彰されるなど、注目を集めている。

ロゴマークをつけた社用車を走らせ、スタッフは統一のユニフォームを着て、極力顧客からは目に触れられるようにする。そうすると、顧客はリフォームをしようと思った時に、同社の名前が浮かびやすくなり、同社のリフォームOBも紹介しやすくなる。

「夢プラン」でヒアリング

　なぜ2人で2億4000万円を売り上げられるのか。理由の1つ目は分業制を敷いているからだ。

　同社には12人の社員がいるが、営業は杉浦克子社長と母である副会長の2人。2人が行うのは、初回訪問の現調、ヒアリング、大まかなプランの提出、説明をするまでだ。