・屋根工事を軸に年商11億8000万円を売り上げる植田板金店の社長に話を聞いた
・植田氏が就任後8年連続増収し、リフォーム売上は5.5億万、年間工事件数は約3000件
・下請けが軸だが、「小屋」事業も進めており、前期は2000万を売り上げた
「小屋」を売る異例の新事業も
屋根工事を軸に年商11億8000万円を売り上げるのが植田板金店(岡山県岡山市)だ。植田博幸氏が8年前に社長に就任して以来、連続増収で売り上げは倍に。130社もの住宅会社から依頼される大量の工事を一手に引き受ける一方で、「小屋」販売という異例の新事業で業績を拡大している。
岡山市内にある「小屋」の展示場
屋根は300件
「8年連続増収中。特にリフォームが伸びてきました」。こう語るのは植田博幸社長。同社の売り上げのうち、リフォームは43%で約5億5000万円。社長就任時の8年ほど前は約2億円だった。新築を含めた年間の工事件数は約3000件。そのうち、屋根改修が約300件、外壁改修が約160件、樋改修が812件ある。
増収要因の一つは大量の施工を請け負える体制。同社は大手ハウスメーカーから地元工務店まで約130社と取り引きがあり、リフォーム工事の依頼を数多く請け負っている。これだけ多くの企業から依頼される理由は工事部門の充実にある。現在、社員48人のうち、約半数が社員職人。専属職人は30人で外注職人が46人おり、全体で100人体制を組んでいる。「安定して仕事がこなせるという点が評価されているのでは」(植田社長)

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