・年間250名の経営者のサポートを行うソリューションに幹部育成手法について取材
・一人ですべての業務を負わせないため、幹部を3名ほど立てることを推奨
・幹部候補生の選出は、会社へのロイヤルティ重視、社長の忍耐力も重要
適材適所を見極めた幹部育成を
年間250名の経営者のサポートを行うコンサル会社、ソリューション(東京都品川区)。多くのリフォーム事業者が問題視している幹部育成手法を長友威一郎社長に、聞いた。
ソリューション 長友威一郎社長
業務を押し付けられるだけのナンバー2
中小企業の経営者の方からの相談で多いのが、「ナンバー2はどうやって作るのか」というものです。僕の結論から言うと、「ナンバー2はいらない」と思っています。
よく「うちにはナンバー2がいるから」という社長さんがいますが、内情は社長の業務をただ押し付けているケースがほとんど。人には必ず、得意・不得意があるはずなのに、一人ですべての業務を背負わされるとなると、その重圧は重荷です。
ですから僕は、ナンバー2を1人作るのではなく、幹部を3名ほど作り、「幹部チーム」として機能する体制を勧めています。基本的には、「企業戦略」「組織戦略」「採用育成戦略」の3本柱に対して、それぞれを得意とする人材に1つの柱を任せる。そうすれば、社長の持つ100の力に1人では及ばなくても、40の力を持つ幹部3人で、チームとして120の力を発揮できる。一人ひとりの負担も少なく、合理的です。

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