キャッシュレス決済、リフォームも最大5％還元

最大5％、10月から

　今年10月予定の消費増税に伴って実施するキャッシュレス決済の「ポイント還元事業」で、リフォームが対象に含まれることがわかった。

　中小規模の事業者にキャッシュレスで支払った場合、個別店舗では5%が、フランチャイズチェーン加盟店では2％が消費者に還元される。

　リフォームがポイント還元の対象になる理由について、経済産業省商務・サービスグループ消費・流通政策課キャッシュレス推進室伊藤政道室長は次のように話す。

　「リフォームも住宅ポイントなどの補助金施策が予定されているが、商品が部分的です。そのためポイント還元の対象と例外を切り分けると、商談の時点で消費者が対象になるのかならないのか分からなくなってしまう。また、そういった補助施策は決済や工事後に申請したのちに還付されるので、決済時にポイント還元を決める本施策の例外とすることは難しいので、リフォームは対象になります」

　このほか、事業者が決済用の端末を導入するための費用も全額補助。 さらに事業者がキャッシュレス決済を行った際にクレジットカードなどの決済業者に対して支払う加盟手数料（3.25％以下）の3分の1を補助。補助期間は10月1日～来年6月末まで。