既存アパートやビルをシェアハウスへとリノベーションする事業に強みを持つRバンク(東京都渋谷区)は、新たに神奈川県鎌倉市にサーファーを主な対象とした再生住宅を完成させた。名称は「七里ヶ浜の家」。サーフポイントまで3分という立地が特徴の鉄筋2階建て住宅。1階部分はイタリアンとタイ料理を融合した飲食店を誘致し、2階は6室に分かれているシェアハウスとなる。天井高3.5メートルという開放感のある空間で、サーフボードを気軽に置ける点も特徴の1つだ。シェア住宅の紹介サイト「ひつじ不動産」にて物件紹介を行ったところ、1週間で満室となった。

▲白を基調にシンプルな仕上げ
シェア住宅へのリノベーションを行う理由について、藤田将友社長はこう話す。「普通の賃貸よりもシェア住宅の方がインパクトがあります。入居者の関心を引きやすいところが特徴で、オーナー様からも好評です。入居者の多くは、単なる賃貸よりも、ユニークな物件に住んで思い出を作りたい、仲間と楽しみたいという希望を持っており、これまでリリースしたシェア住宅のほとんどが稼働しています」
賃料は5万円台が中心で、割安な点も魅力の1つ。
同社ではこれまで21棟のシェア住宅リノベーションを手掛け、賃貸管理も行っている。その物件がある立地や、ターゲットなどに合わせて、「ワンアンドオンリー」をテーマに1つ1つコンセプトを明確にしたシェア住宅を作っている。

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