ソーシャルディスタンスを意識
新型コロナの影響で、リフォーム会社の多くも感染防止に配慮した仕事場に変える必要がある。オフィスデザインに強い会社にどのようなオフィスにすればいいのか聞いた。
【リポート/編集部 堀口泰生】
業務から休憩にまで使える柔軟なスペースを用意しているオフィス。小規模な職場でも、変則的な勤務体制に対応ができる。
「フレキシブル」さも重要
総合デザイン会社ROOM810(東京都荒川区)は、アフターコロナ期に最適なオフィスデザインの提案を始めた。
キーワードの1つがソーシャルディスタンスだ。代表的な例は「脱・島型」。島型とは、部署ごとに机を密集させる配置のことを指す。同社は代替案の一つとして、空間の四隅にデスクを配置する形を提案。中央の空間にテーブルを置き、会議や臨時のデスクとして用いる方法もある。他にも、卍状にデスクを配置する方法など、対面から横向きでのコミュニケーションを推奨している。
空間の四隅にL字型のデスクを配置しているオフィス。中央の空間にテーブルを置けば、会議や臨時のデスクとして使える。
島形を崩すことが難しい企業もある。その場合は、制菌と抗菌仕様のロールスクリーンをデスク上に吊り下げることを推奨。机同士の間に吊るすことで感染対策を補強する。天井の下に格子状のフレームを組み、その枠から幕を釣るすことで、空調などの空気の循環を妨げないこともできる。
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