中古住宅マーケットが注目される中、既存住宅保証センター(東京都新宿区)が提供するサービス「中古住宅みらいえ」の人気が高まっている。1年前にスタートした時点では、取り扱うリフォーム会社・不動産会社は数社だったが、現在は22社。大手ハウスメーカー系不動産会社や地場有力店などの会員が多い。
同社のサービスは、中古住宅の売買を行う際に、事前に建物診断を行い、一定の基準に改修し、瑕疵保証するというもの。検査内容は既存住宅瑕疵担保保険制度(個人間売買)の基準に基づいて行う。具体的には構造、雨漏り、給排水等のインフラ。さらに、住宅金融支援機構の融資「フラット35」についても適合するか合わせて検査する。
検査料金は戸建ての場合、4万6000円。保証料は8万4000円~12万6000円(延床面積に応じて変動)。保証期間は5年。保証金額は1000万円。
会員数が増えている理由について鈴木健二営業部長はこう話す。「中古住宅の流通量を増やすために買い主に安心感を与えられるサービスを求めています。ただ単に状態のわからない中古をそのまま仲介するのではなく、検査してリフォームして、保険をかける、こういう正々堂々とした仲介を行おうという風潮になってきています」
これまでの取り扱い実績は、戸建てで約100件。マンションも含めてさらに件数を伸ばしていく考え。

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