屋根工事を手掛ける瓦寅工業(大阪府大阪市)は、リフォーム事業を本格化する。現在は売上高18億円のうち、4割程度がリフォーム。この割合をさらに伸ばしていく。
特に付加価値のある提案で差別化を図る。日本瓦、洋瓦、平板瓦、セメント瓦、金属屋根といった様々なバリエーションに対応できる点と、16名の自社職人を中心とした品質の高い施工を売りにしていく。さらに付加価値のある屋根リフォーム提案として、葺き替えに合わせて太陽光発電を取り付けたり、「ポリフォーム工法」という風雨に強い特殊技術をPRしたりしていく。
渡邊純一社長は「協力会社としてお付き合いのある法人からの依頼も以前は新築が多かったのですが、今は少しずつリフォームの仕事に変わってきています。これからを考えた場合にリフォームのウェイトを増やして行かざるを得ません。私たちもその流れについていきたいと思っています」と語る。
現在取引のある会社は、大手不動産会社、ハウスメーカー、地場工務店など様々ある。元請けでのリフォーム売り上げは1億円程度だが、その割合も伸ばしていく。
同社は創業が大正5年の老舗。技術力を生かし社寺の屋根工事や一般住宅向けの新築・リフォームを手掛けており、工事件数は年間2500件ほど。リフォームは平成9年に専任部署を立ち上げて以来、屋根、外装工事の受注件数を伸ばしてきた。

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