新築より割安、リノベ人気高まる
景気が後退する中、昨年に比べてリフォームの受注単価が下がってきているとの声が広がりつつある。少しでも単価を上げようと、新たな取り組みを始める企業や、新築よりも割安なリノベーションを提案することで業績を伸ばす企業も増えてきた。
■安江工務店のリフォーム工事平均単価の推移
リフォーム事業で年商35億円を売り上げる安江工務店(愛知県名古屋市)では単価が減少している。今年1~2月末頃の「ビフォーコロナ」間は、平均単価が60万~80万円弱で推移していたが、3月に入って以降減少し、4~6月の間は50万円程度に下がった。
山本賢治社長はこう話す。「経済的な不安を抱えているためか、大きな工事は減っています。代わりにリペア系が増えています。特にトイレのリフォームが多い。単価は回復傾向にはありますが、不要不急なリフォームについて手控えがあるように感じます」
単価回復に向けて水まわり設備の改修などの際に、室内壁をオリジナルしっくいにする提案で単価上昇も狙う。これはヒトコロナウイルスの不活性化が実証されたオリジナルの無添加しっくい。同業者への外販も行い、商品売り上げも伸ばす考えだ。また、最大36回無金利のリフォームローンを打ち出し施主の金銭的負担を軽減する考え。
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