我が社の一工夫 ≪≫
小物活用でユーザー引きつける
リノベーション済み物件の中古再販を手掛けるアールズ・コーポレーション(東京都豊島区)は月1、2件という安定したペースで物件を販売している。ユーザーから一定の需要を獲得する工夫として小物を活用して内装に特徴を出していると、川崎竜一社長は話す。

左官仕上げの特徴的な土間
「ワンポイントだけ高価で見栄えも良い小物を使っています。例えば下駄箱だけ無垢材仕上げの高価なものに替え、扉の取っ手もデザイン性が高いものに交換します。特に玄関は内見の際、最初にユーザーの目に留まるものなのでその物件の印象を決定する大きな要因になっています」(川 社長)
同社のリノベーションは主にクロスやフローリングの張り替え、住宅設備の入れ替えをして300万~400万円となっている。
東京都豊島区池袋の築28年、40平米の中古マンションのリノベーションでは、リノベーションに420万円かけ、販売価格は2050万円。間取り変更で玄関スペースを大きく取り、左官仕上げの特徴的な土間にリノベーションした。この物件は日当たりが悪く買い手の付きにくい物件だったが、デザイン性を気に入ったユーザーが購入を決めた。
同社の前期売上高は2億5000万円で、従業員数は5名。

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