リフォーム事業を手掛けるCONY JAPAN(大阪府大阪市)は、2020年6月期の売り上げ58億1400万円を達成した。これは前々期から5%の増収となっている。特に同社が運営する水回りリフォーム専門店「リフォーる」が好調で、大阪府内に9店舗ある支店を合計して16億8000万円を売り上げている。コロナ禍の中でも売上を落とさなかった要因として、赤石幸彦専務取締役は、社会のニーズに合わせたチラシ作成と、プラスオン提案の徹底を挙げている。これらのポイントについて、赤石専務に詳しい話を聞いた。
コロナニーズを特集したチラシ
同社が取ったチラシ戦略は、ガスコンロやレンジフード、トイレなど、ニーズが見込まれる商品を中心に掲載するようにしたこと。特にガスコンロは特集を組み、前年の1.6倍の売上を達成した。
赤石専務は、集客活動を緩めることなく継続して行ったことと、リフォームコストを抑えたいというニーズが合致した結果、売上をキープできたのだろうと語る。「他社さんの広告チラシをチェックするのが日課なのですが、3月から5月ごろはやはりどこも縮小傾向にあるようでした。その中で、弊社は今までと変わらず月に250万枚のチラシをまき続けたので、自然とお客様の注目を集めたのではないでしょうか」(赤石専務)

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