一般財団法人太陽光発電システム鑑定協会(東京都千代田区)は、太陽光パネルの点検・検査に乗り出した。
提供するサービスは太陽光パネルの初期不良や配線・断線などの施工ミスなどを発見する竣工時検査と施工後の定期検査。
検査は「SOKODES」という装置を使う。これは複数の太陽光パネルの電気抵抗を同時計測し、配線の接続不良などを即座に検知することができるというもの。屋根に上って目視で確認していくというような従来の検査に比べて、検査時間の短縮も可能。

▲検査機「SOKODES」
「太陽光発電システムを搭載して5年間経過したらそのうち約3割に不具合があったというデータもあります。モジュール内部のハンダ付け不良や発電による断線、セルのクラックなどさまざまなトラブルが起こる可能性があります。太陽光はメンテナンスフリーというものではなく、安定して発電し続けるためには定期点検が重要」(事務局長、小山康二郎氏)。

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