複数のリフォーム会社が同居するリフォームモールが3月中旬に正式オープンする。場所は成田線の湖北駅前にあるスーパー、マスダ(千葉県我孫子市)の3階。週末は1日のレジ通過人数が5000人を超えるスーパーとリフォームを掛け合わせた、新たな提案の場が誕生する。

スペース面積は500坪
同モールは利用されていなかったスーパーの3階スペース(500坪)を有効活用するために企画された。スーパーの2階から上は生活雑貨や衣料品を販売する物販のコーナーとして利用することが一般的だが、近年はディスカウントストアや安売りの衣料品チェーンの進出が進み、全国的に運営が厳しくなってきている。そこで新たなスペース活用法として、買い物客にリフォームを提案するモールが立案された。
運営するのはトレーラーハウスの販売などを行う「なみりすジャパン」(東京都港区)。単にリフォーム会社が出店するだけではなく、我孫子市の社会福祉協議会を誘致すると共に、カフェスペースを設けたことで定期的に人が集まる空間づくりを行った。
「社会福祉協議会は同モール内で定期的に子育て教育や介護のイベントを行う予定です。イベントは我孫子市の広報にニュースで掲載されるので、市内の住民のみなさんにこの場所の認知度が上がってくると思います」(なみりすジャパン、南木欧人社長)
また、マスダが配布するチラシ内にリフォームモールの告知を定期的に掲載することも計画している。現在、出店が決まっているのはリフォーム会社と畳屋、太陽光販売会社の3社だが、今後出店企業を募集し、最大14社まで出店数を増やす方針だ。
同モールの一画にはスタッフが常駐するインフォメーションコーナーを設け、そこで相談者の依頼を受け付ける。発生した案件に関しては相談内容を見ながら出店社に振り分けていくため、無人店舗での出店も可能だ。
出店料は販促料も含め約10坪の1区画で月間8万円。今後は、同様のモール企画を他の地域でも進めていく。

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