10期連続2人の新卒採用に成功したリフレット、「学生も会社も素を出し合い、ミスマッチを起こさない」その採用活動は?
1473号(2021/09/20発行)12面
リフォーム売上高約5億円のリフレット(埼玉県ふじみ野市)は、毎年2人ほどの新卒採用を10期継続中だ。当初は入社しても、数年以内の離職が多かった。だが5年程前からは、すぐ退職した社員は1人のみに。内定辞退者も、10年間で1人だけだ。「学生も会社も素を出し合い、ミスマッチを起こさない」を意識し、内定辞退せず長期間活躍する学生の採用に成功している。
【リポート/編集部 後藤梓】
会社説明会の様子
入社数年の離職も減少
同社では、会社のありのままの雰囲気を感じてもらおうと、会社説明会に工夫を凝らす。採用担当者から就職活動のポイントや多田良雄社長から会社を設立した経緯を話すだけではない。新卒採用で入社した先輩社員も登場。学生からの質問に答える座談会を行う。過去には「仕事のやりがい」や「通勤方法」「残業時間」など実務的なことも聞かれた。
座談会ではリアルな話をしやすい空気感にしている。コロナ前には学生がリラックスできるよう、お菓子を用意したことも。また多田社長と社員が気軽に話す関係性を見てもらい、社風を感じてもらう。
その後エントリーシートを提出してもらい、グループディスカッション、2回の面接を経て内定を出す。段階を経て、会社に合う人物か確認する。
まず同社オリジナルのエントリーシートには、小学校・中学校・高校・大学それぞれ頑張ったことを書いてもらい、どんな性格か参考にする。

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