ピッタリの建築家をマッチング
建築家が案件やタスクごとにタッグを組むことで、設計事務所の自由な働き方を実現するプラットフォーム「アーキタッグ」がこのほどサービス提供を開始した。提供するのは青山芸術(東京都港区)。現在、400人の建築家が登録している。
設計事務所と建築家をつなぐ「アーキタッグ」のサービス提供までの流れ
「アーキタッグ」は案件ごとに人材を確保したい設計事務所と、自由なかたちで案件に携わり実績を積みたい建築家の両方をつなぐプラットフォーム。設計事務所がサービスサイト上で案件のサポーターを依頼すると、条件に合った登録建築家が候補者として紹介される。
依頼者は、業務の内容が明確になっている「スポット型」と、チームとして案件を進めていく成功報酬型の「プロジェクト型」の2つのタイプから依頼が可能。事前入金を確認してからの作業着手や、作業完了後の振り込みの仕組みにより、両者資金面での不安を持たずに利用できる。また、用途に応じた契約書のテンプレートもたたき台として使用可能。登録建築家の実績として公表できる案件かの確認も同社が代わりに行う。
サービス開始のきっかけを桂竜馬代表はこう話す。「設計事務所は、急に忙しくなったり、落ち着いたりと見通しがたちにくい。多くの建築家にお話しを伺うなかで、常に人の悩みが絶えないと感じました。何か新しい仕組みで設計事務所の人手の悩みを解決できないかと考え開発しました」
さらに、「建築家が建築設計に集中できる環境を作っていきたいと考えています。設計事務所を構えた途端に、採用や経営、営業と建築設計以外のことに時間を使わなければいけなくなります。建築家としての案件を受けやすくなり、実績を積み、収入を安定させ、設計に集中できるよう、今後も悩みの種を解決するサポートをしていきたいです」と語る。
現在、利用料金は依頼者・サポーターともに無料。

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