【住宅リフォーム売上ランキング2022・分析】リフォーム事業者の72%が増収に

リフォーム売上高の伸び率が最も高かった企業は、阪急阪神不動産（大阪府大阪市）だった。前年比は176％。関西地盤の総合不動産会社だ。2位は前年比172％の増収となったReStyle（埼玉県越谷市）。買取再販物件の内装工事を手がける。3位はヨネヤ（奈良県香芝市）。地元奈良で外装事業を手がける。前年比160％の伸びを見せた。中古住宅の仲介とリフォームを推進するフロンティア建築工房（大阪府守口市）も好調だった。150％の増収を達成した。

伸び率1位は阪急阪神不動産

本紙はリフォーム売上高の前期比増減率が明らかになっている472社を調査した。72％にあたる342社が増収となった。1年前に実施した売り上げランキングでは増収となった企業が44％だった。そのため増収となった企業は28ポイントも増加した。売上高は改善傾向にあるようだ。今回の各社の数値は2021年8月から2022年7月の間の決算をもとにしている。コロナが感染拡大してから2～3年目の決算という企業が多かった。1年目では売り上げを落としたが、その後需要が回復し、売上高が伸びた会社が多かったようだ。

減収となった企業は20％だった。前回の調査では45％だったため、25ポイント減となった。なお、横ばいは8％。前回は11％だった。

前の期と比べて売上高が増収となった企業は72％に上ることが、本紙の調査によって明らかになった。