正社員半数が新卒入社のはなおか、応募者の将来設計を確かめる2つの策

新築や新築OB向けメンテナンスで年商50億円のはなおか（徳島県板野郡）は、正社員62人中、半数の31人が新卒入社だ。11年間新卒採用を行っている。採用では、将来の目標があるかと、自社で目標を実現できるかを重視。そのため２つの取り組みに注力している。

インタビューは学生目線で

1つ目は「入社したら何を経験できるか」を公開すること。採用情報は、大学内で行われる学内説明会に参加し紹介するほか、採用に特化した自社ホームページ、インスタグラム、マイナビに載せている。これらの媒体には、募集する職種や給与についてだけではなく、社員のインタビューも掲載。インタビューでは職務内容だけではなく、入社したきっかけや思い、成長できたことや今後の目標など具体的にする。

自社の採用ホームページでは、社員の顔写真と共にインタビューを掲載

例えば現場監督の男性社員のページでは、入社年数・進行中の現場について、責任感や面白さ、不安を感じながら仕事をしていることに触れ、「今の経験が財産だと思い、工程管理だけでなく、納まりや突然のトラブルにも対応できる現場の司令塔として成長したいです」とまとめている。