関西を中心に不動産仲介やリフォームを手がけるウィル(兵庫県宝塚市)は、今回のランキングで30位にランクイン。リフォーム全体で17億円、うち13億円をマンションリフォームが占めており、昨年比で14%増収。要因は中部エリアでの営業を拡大したこと。今後は東京も視野に入れている。確実な成長の背景には、人材育成と社内の人間関係を重視した取り組みがあった。
エリア拡大、布石は不動産業
人材育成が鍵
取締役
兼ウィル空間
デザイン代表取締役
佐藤慎二郎氏
不動産定着後リフォーム業を拡大
同社は関西を中心として兵庫県、大阪府に11拠点、中部の愛知県に6支店、東京にも1支店を展開している。増収の直接的な要因は営業エリアの拡大だ。不動産売買をメインに、5年前から愛知県の支店を増やしてきた。
同社の取締役およびグループ会社のウィル空間デザイン(兵庫県宝塚市)代表取締役を務める佐藤慎二郎氏は「各エリアは不動産事業で数字が立つようにして、その後リフォーム事業をセットしていく」と同社の基本戦略を語る。
「いわゆる売り物件の確保が一番大事。エリアで不動産を定着させてから、リフォーム業を進めていきます。関西では各エリアでのシェアを取るのに時間がかかりましたが、そのノウハウを生かして、名古屋では3〜4年でシェア一番を取れるようになってきた。そこでリフォームも本格始動したんです」(佐藤氏)

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1635号(2025/02/03発行)4面
-
1635号(2025/02/03発行)12面
-
1635号(2025/02/03発行)13面
-
WEB限定記事(2025/02/10更新)
-
1635号(2025/02/03発行)2面