非接触で、日時を選ばず荷物の配達と受け取りができる宅配ボックス。多様なライフスタイルとニーズがあるなかで暮らしの必須ツールとして定着しつつあるが、導入ハードルを下げる魅力的な商品が次々と登場している。
クローズアップ建材 宅配ボックス最新トレンド
コロナ禍で一気に普及した「置き配」文化。宅配ボックスは、荷物の盗難や情報漏洩、水濡れなど、玄関先にそのまま置かれることでのリスクを解消するほか、宅配日時を気にせず非接触で受け取れることもあり、もはや欠かすことのできない生活インフラといってもよい。
一方、集合住宅向けの宅配ボックスは、高額な導入コストや管理の手間、屋外に設置できないなどの理由から導入に踏み切っていない建物も多い。それらの諸問題をクリアした、省スペースで堅牢性とデザイン性に優れて比較的安価な商品も目立つようになってきた。物流業界のいわゆる「2024年問題」を目前に控え、ドライバーの時間外労働にもつながる再配達削減に直結するアイテムとして、よりいっそう注目されそうだ。
- シンプルな安心感で玄関を彩る
- Brizebox(ブライズボックス)[ボウクス]
- 英国発の戸建て住宅用宅配ボックス。引き出し口の底がフラップ式で、ハンドルを回すとフラップが引き上がる。荷物を引き出しの中に置いて閉めると、フラップが自動的に開き荷物が下の防水性収納部分に移動。電気を使わず受け渡しに暗証番号の設定も不要で、エコでシンプルな仕組みが好評。

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