施主向けに間取りを提供する「madree(マドリー)」を運営するスタジオアンビルト(愛知県名古屋市)は6月、事業者向けの間取り検索サービス「madreeデータバンク」を開発し、ベータ版を公開した。建築家がつくる間取りを提供することで事業者をサポートする。
さまざまな間取りの検索が可能
同サービスにより、工務店・ハウスメーカーなどの事業者は、これまで提供された質の高い間取りの検索ができる。間口や奥行き、延床坪数、建築面積といった条件を絞り込んでの検索も可能だ。候補地に建築可能な間取りをすぐに提案することで、より密度の高い接客を実現する。
同社は、住宅会社から間取りの提案を受けたことがある人に調査を実施。そのなかに「提案された間取りに不満があった」が94%、「間取りが原因で候補から外した住宅会社があった」が68%といった回答があった。この結果を踏まえ、事業者向けサービスの開発に至った。
現時点では2490プランの間取りから検索可能で、今後も順次追加する予定だ。利用料金は、事業者規模や用途に合わせた各種プランを用意している。

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